NHK「美の壺(びのつぼ)」は普段使いの器から家具、着物、料理、建築に至るまで、衣食住、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを解説してくれる番組。紹介されたものは何?場所はどこ?出演は誰?どこで買える?と興味津々。
そんな気になる「美の壺・美術の鑑賞マニュアル」を詳しく調べてみました。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
美の壺「平安の美」File 621
出演は俳優の 草刈正雄(くさかり まさお)さん、ナレーション(語り)は俳優の 木村多江(きむら たえ)さんです。
NHK BS(BS101チャンネル)
初回放送:2024年11月19日(火)17:30~18:00
再放送 :2024年11月26日(火)12:00~
BSプレミアム4K
初回放送:2024年11月13日(水)19:30~20:00
再放送 :2024年11月20日(水)08:00~、2024年11月23日(土)06:45〜
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美の壺 平安の美 File 621 内容
▽みやびな王朝文化が花開いた平安時代
▽和歌とともに生まれた「かな書」の魅力とは?
▽「かな書」の発展を支えた装飾料紙。千年の時を超えて受け継がれる職人の技
▽貴族の男性をとりこにした平安装束のファッション
▽「源氏物語」に描かれた平安装束の色の秘密。
▽末法の世に阿弥陀(あみだ)への信仰が生み出した「阿弥陀(あみだ)三尊来迎図」。そして、現世に現れた浄土、毛越寺(もうつじ)庭園の秘密とは?
プロローグ
美の壺 一、かな:心を言の葉にのせて
ひとつめのツボは かな:心を言の葉にのせて。
宮崎ももさん / 大和文華館 学芸員 / 寝覚物語絵巻【奈良県 奈良市】
いにしえの都、京都。その始まりは1200年前に開かれた 平安京(へいあんきょう)。
およそ400年続いた平安時代に育まれたのが 国風文化(こくふうぶんか)。
国風文化とは中国の影響から脱し日本特有の感性が花開いた文化。平安時代は風雅で繊細な日本人の美意識の源泉と言えるのではないでしょうか。
国宝「寝覚物語絵巻(ねざめものがたりえまき)」平安時代 大和文華館蔵
「夜の寝覚(よるのねざめ)」という王朝物語を基にした国宝「寝覚物語絵巻(ねざめものがたりえまき)」。
国風文化の担い手であった貴族の生活を華やかな装飾で描写しています。
解説してくれたのは 大和文華館(やまとぶんかかん)学芸員の 宮崎もも(みやざき もも)さん。
目を喜ばせる色と形の美しさへの追求や四季折々の自然の景物に対する繊細な感覚は、王朝文化の意識をよく反省したものといえます。
「源氏物語絵色紙帖」
有力貴族が権力を得るため、競って娘を宮廷に差し出した時代。
くしくも女性の教養が磨かれ、その感性を反映させた、奥ゆかしくもたおやかな美の世界が広がっていったのです。
名前 | 大和文華館(やまとぶんかかん) |
住所 | 奈良県奈良市学園南1-11-6 |
電話 | 0742-45-0544 |
WEB | https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/ |
営業時間 | 火〜日:10:00〜17:00 |
定休日 | 月曜、年末年始、展示替期間 |
根本知さん / 書家 / かな書【東京都 世田谷区】
平安時代に誕生した かな書(かなしょ)を探求してきた書家 根本知(ねもと さとし)さん。
根本さんは大河ドラマ「光る君へ」の題字を手がけ、主演の吉高由里子さんの書道指導もされています。また劇中に登場する文(ふみ)や公文書や写本などの美術小道具の製作も担当されています。
かな書が生まれた経緯について根本さんに解説してもらいました。
もともとは日本の言葉、大和言葉というものを表現したいという思いがあり、それを表記するためにはどうしたらいいのか考えたところ、自分たち独特の文字を作るに至ったそうです。
漢字を崩すことによって生まれた かな文字。
意味を持たずに音だけを表す。表音文字の かな は漢字には無い独自の発展を遂げてきました。
例えばウグイスという鳥。中国語で書けば「鶯」1文字ですが、日本ではウグイスというふうに4つの音で喋るので、「ウ」「グ」「イ」「ス」4文字で表現します。
ひらがなの文字で書けば「うぐひす」というふうにひと呼吸でつなぐ。
これを連綿体(れんめんたい)といいます。
平安時代の かな書の名宝、紀貫之(きのつらゆき) 国宝「古今和歌集(こきんわかしゅう)」の冒頭。
「やまと歌は 人の心を種として よろずの言の葉とぞ なれりける
まるで音楽のメロディーのように文字がつながっていく美しい筆遣い。
これが かな書独特の 連綿体(れんめんたい)と呼ばれる技法。
和歌と共に発展した かな書は、書き手のリズムや息遣いさえも文字に落とし込み、相手に思いを届けたのです。
紀貫之は心を葉に例えました。
自然の葉に例えたという事はとても注目すべき事だと根本さん。
柳の葉が書道においてもとても大事にしている意識があるなと考えているそうです。
根本さんが平安人(へいあんびと)の心を読んだ一首。
「いにしえの心は糸とたとえたり 乱れてほつれて また結ばれり」
「心の形」はどんな形かというと、実は平安時代や奈良時代のものを見ると紐状、糸状であったという思いを一首にしました。
平安の人々は心模様をしなやかで力強い柳の葉に例えたのではないかという根本さんでした。
名前 | 根本知(ねもと さとし) |
住所 | 東京都世田谷区 |
WEB | https://www.nemotosatoshi.com/ |
根本知さんの著書。
小室博之さん+小室洋子さん / 料紙職人 / 翠祥堂大里工房 装飾料紙【茨城県 常陸太田市】
平安時代に かな書(かなしょ)の発展を支えたもう一つのものは 装飾料紙(そうしょくりょうし)と呼ばれるかな用の和紙。
染めた紙に施された色とりどりの装飾に、典雅な王朝趣味を漂わせます。
茨城県常陸太田市大里町、装飾料紙の伝統を今に伝える工房があります。
25年に渡り料紙作りに携わってきた 翠祥堂大里工房(すいしょうどう おおさとこうぼう)小室博之(こむろ ひろゆき)さんと 小室洋子(こむろ ようこ)さん夫妻。
小室家は1000年続く伝統の技を守り続けています。
小室かな料紙工房(こむろかなりょうしこうぼう)を創業した 小室徳 さん。その長男は工房を継ぎ、次男は東京で翠祥堂(すいしょうどう)という書道具用品を経営、三男(小室洋子さんの父)が大里町に工房を持ち製作。
現在、翠祥堂では 翠祥堂大里工房室と 小室かな料紙工房 の装飾料紙を取り扱っています。
装飾料紙の製作工程を見せてもらいました。
まずは ぼかし染め(ぼかしぞめ)という工程。
水で濡らした和紙に色をつけ、はけで伸ばし色を全体に行き渡らせます。
色を置いたところと白いところの境目を綺麗なグラデーションがつくような形でぼかしています。
次は 墨流し(すみながし)という工程。
水に墨と油を交互に落とすことで作り出される輪。全体に年輪のような模様を描き出します。
そこに紙を浸し模様を写し取ると水紋が現れました。
紙が乾いたら次は 装飾。
砂状の 銀箔(ぎんぱく)・銀の砂子(すなご)、そして 金の砂子 を振ります。
さらに大小の箔を散らして全体をきらびやかに飾ります。
最後は 銀刷り(ぎんずり)という工程。
用いるのは鳳凰(ほうおう)の柄が彫られた版木(はんぎ)。
銀の砂子の部分を版木に当てて刷り、模様を浮かび上がらせていきます。
水面(みなも)に鳳凰が降り立ったかのような景色。小さな和紙にみやびやかな平安の世界が映し出されます。
平安時代にどのようにして箔や砂子の金銀を集めていたのだとうと思いを馳せる小室さん。
貴族の富を得て、短歌発表会のような会を開き、どんどんきらびやかなもの華やかなものを追い求めて豪華絢爛に発展していったのかな、と考えています。和歌と共に発展したかな文字。
心のうちを伝えようという切なる思いが、類まれな和紙装飾を生み出したのです。
名前 | 翠祥堂大里工房(すいしょうどう おおさとこうぼう) 小室博之(こむろ ひろゆき)、小室洋子(こむろ ようこ) |
住所 | 茨城県常陸太田市大里町 |
名前 | 翠祥堂(すいしょうどう) |
住所 | 東京都墨田区石原1-14-5 |
電話 | 03-6658-8919 |
WEB | https://suisyodo.weebly.com/ |
営業時間 | 月〜金:10:00〜17:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝日 |
美の壺 二、装束:季節の移ろいを衣に映して
ふたつめのツボは 装束:季節の移ろいを衣に映して。
山科言親さん / 衣紋道 山科流 30代 家元後嗣 / 平安装束のかさね色目【京都市 左京区】
京都市左京区 に平安時代から宮中に仕えてきた家、山科家(やましなけ)があります。
山科家は天皇家の側近の公家として装束の製作や着付けを担ってきました。
現在でも 衣紋道 山科流(えもんどう やましなりゅう)として宮中の衣装である 装束(しょうぞく)の着付けの方法を伝えています。
解説してくれたのは30代 家元後嗣 山科言親(やましな ときちか)さん。
大陸から伝わった装束。
平安時代の中期から後期にかけて日本の風土や慣習に合わせて今の形に発展していきました。
朝廷での儀礼などともに発達してきた平安装束。
一例に挙げられていたのは男性装束の普段着の1つ 直衣(のうし)という装束。
直衣(のうし)は普段着にも用いられた略礼装。
厳しい決まりがない直衣を貴族は思い思いに楽しみ、現代まで続くある着こなしが誕生しました。
宮中の色彩文化の1つとして かさね色目(かさねいろめ)というものがありました。
襟元は色の違う装束が重ねられています。
1番下の紅の装束は 単衣(ひとえ)と呼ばれるもの。
その上に 袙(あこめ)という薄紫色の装束が1枚重なり、さらにその上に長い 衣(きぬ)と呼ばれるものを着ています。それぞれにこれは色目が違いまして、この3つが重なっています。
平安時代の美意識から生まれた かさね色目(かさねいろめ)。
この装束に見られるのは 松重(まつがさね)と呼ばれる色の組み合わせ。
襟元に見えるもえぎ色は松の葉を、紫色は松の木陰を表しているといいます。
山科家に代々伝わってきた かさね色目 は色標本として体系化されています。
「若草」「九月菊」「萩」「雪下」など、春夏秋冬四季折々の色を表現した色目の数は200種ほどに登ります。
植物や四季の移ろいを感じ取り、それを装いに移し取っていった繊細な感性の平安貴族。
かさね色目は平安時代の人々が花開かせた文化です。
名前 | 衣紋道 山科流(えもんどう やましなりゅう) |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎法勝寺町77 |
電話 | 075-752-1110 |
WEB | https://www.genhouin.com/yamashinaryu |
吉岡更紗さん / 染司よしおか 染色家 /「源氏物語」の装束の色【京都市 伏見区】
一方、女性装束ではいくつもの衣を重ね合わせた 五衣(いつつぎぬ)。
いわゆる 十二単(じゅうにひとえ)が生まれ、宮中の女性たちは、配色の妙によって美的センスを競い合いました。
京都市伏見区、「源氏物語」の装束の色を再現してきた工房と紹介されていたのは江戸時代から続く 染司よしおか(そめのつかさよしおか)。
6代目で染色家の 吉岡更紗(よしおか さらさ)さん。美の壺 File 459「柿」の回でにも出演されました。
平安時代の装束が現存しない今、古典や自然の景色やものを頼りに平安の色を蘇らせています。
この日使うのは落葉高木である 黄檗(きはだ)の樹皮を煮出した染料。
生糸と黄色に染め上げ、「源氏物語」の中にある 女郎花(おみなえし)の色目を再現します。
女郎花は秋の七草の1つ。青みを帯びた黄色い花を咲かせます。
「源氏物語絵色紙帖 野分」安土桃山時代
源氏物語の「野分(のわき)」の帖には女郎花を始めとした秋の色目についての記述があります。
舞台は野分と呼ばれた台風の翌日、萩などの秋の草花が咲く御殿。
「紫苑(しおん)、撫子(なでしこ)、濃き薄き袙(あこめ)どもに
女郎花(おみなえし)の汗衫(かざみ)などやうの
時にあひたるさまにて」
と女性たちの装束が描写されているのです。
「源氏物語絵色紙帖 野分」で描かれているのは 童女(わらわめ)という成人していない女性。成人女性とは少し形の違う 袙(あこめ)という衣装を着ています。
色合いを組み合わせて、それが台風の翌日の大変な時なのに、季節ぴったりな色を着ているというシーンです。
吉岡さんが再現した 女郎花(おみなえし)の色。
実はここにもかさね色目が隠されているのだとか。
昔から女郎花は1色で染めて表すわけではなく、藍(あい)の 経糸(たていと)に黄檗(きはだ)で染めた 緯糸(よこいと)が通されて織られます。
経糸と緯糸の色が違うと玉虫色のようになり、光が当たるところと当たらないところで少し色の見え方が違うのです。
織り色目(おりいろめ)という経緯2色の糸によって表現させた繊細な女郎花。
自然のかすかな移ろいに心を通わせた平安の色彩美です。
名前 | 染司 よしおか(そめのつかさ よしおか) |
住所 | 京都市東山区新門前通大和大路東入西之町206-1 |
WEB | https://www.textiles-yoshioka.com/ |
営業時間 | 木〜火:10:00〜18:00 |
定休日 | 水曜、夏期休暇、年末年始 |
美の壺 三、浄土:闇の向こうに光を求めて
最後のツボは 浄土:闇の向こうに光を求めて。
加須屋誠さん / 仏教美術史家 / 平安時代の浄土信仰
雅やかな宮廷文化が花開いた平安時代。
しかし、11世紀の中頃には仏の教えが衰え、世の中が乱れる 末法の世(まっぽうのよ)が始まるとされました。
都では武士の台頭による騒乱に加え、地震や干ばつなどの災害が繰り返し起こります。
仏教美術史家 加須屋誠(かすや まこと)さんは平安の闇に焦点を当ててきました。
鴨長明(かもの ちょうめい)が「方丈記(ほうじょうき)」の中で記しているところによれば、道といい河原といい、そこにはたくさんのなくなった方の亡骸が転がっていたと言われている、と加須屋さん。
度重なる災いで地獄へのような風景が広がっていた京都の町。
むごたらしい現実を目の当たりにした人々は、死後に仏が住む 浄土(じょうど)へ生まれ変わることを切望します。
平安時代に描かれた「阿弥陀三尊来迎図(あみださんぞんらいごうず)」。
阿弥陀如来(あみだにょらい)がお供の 観音菩薩(かんのんぼさつ)と 勢至菩薩(せいしぼさつ)を伴って、亡くなる人の臨終の枕元まで極楽からはるばる現世までお迎えに来てくれるという場面が描かれています。
900年前の色彩が残る貴重な平安仏画。
阿弥陀如来が座る台座には緑や赤青ときらびやかな彩りが見られます。
体に朱の色彩が添えられた両菩薩。
観音菩薩が抱える蓮台(れんだい)は死者の魂を乗せ極楽へと運ぶためのものだといいます。
仏が颯爽と駆けつけてきた様子を表す雲はかつては銀色に輝いていました。
優美な色彩で浄土への憧れを表現したのです。
加須屋「いよいよ亡くなる時が近づくと、臨終の床の中で地獄に対する恐怖、来世に対する恐怖心も大きかったに違いない。
しかしながら阿弥陀様が極楽から迎えに来てくれて魂を浄土へと連れて行ってくれる、そういうふうに信じたならば、さぞ亡くなる時も心が安らいでに違いありません。
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藤里明久さん / 毛越寺(もうつうじ)貫主 / 浄土庭園【岩手県 磐井郡 平泉町】
岩手県平泉 は平安時代後期に 奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)が100年の栄華を誇った拠点。
その契機となったのが奥州を舞台にした。前九年(せんくねん)・後三年(ごさんねん)の合戦という激しい戦乱。
毛越寺(もうつうじ)の 浄土庭園(じょうどていえん)は仏の住む浄土を映し出した庭。
命を落とした生きとし生けるものの霊を仏の力によって慰めようとした理想郷です。
解説してくれたのは貫主の 藤里明久(ふじさと みょうきゅう)さん。
東西190m、南北60mの池を中心とした 毛越寺庭園(もうつうじていえん)。
度重なる火災や兵火によって失われるまで、中島へは橋がかかり、池の周りには数々のお堂が立ち、壮大な伽藍にはたくさんの仏が祭られていました。
経典に描かれている浄土の池というのは四角。インドや中国、有名なアンコールワットなど池は四角に作られています。
ところが日本では自然の景観に学ぶことを大事にしていて、自然から様々な要素を汲み取って作庭にいかしたのです。
毛越寺の庭園が表すのは 大海(たいかい)の姿。水辺の石組は荒磯を表現しています。
そしてその先には海中に屹立する巨岩。高さ2.5mの立石が。
荒い磯とは対照的に穏やかな曲線を描く海辺。潮が満ちては引く 砂州(さす)を表しています。
庭園の背後の山で生まれる水は玉石によって川の流れに見立てられています。
そして川はやがて大海へと注いで行くのです。
はるか東北の地に残された憧れの浄土。
それは平安の人々の自然へのまなざしが生んだ桃源郷だったのです。
名前 | 毛越寺(もうつうじ) |
住所 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58 |
電話 | 0191-46-2331 |
WEB | https://www.motsuji.or.jp/ |
営業時間 | 8:30〜17:00 |
定休日 | なし |
エピローグ
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音楽 BGM
ジャズの名曲が流れる美の壺。番組BGMファンもいらっしゃるのではないでしょうか。
オープニング曲と番組内挿入曲をまとめましたので参考にどうぞ。リンク先で試聴できます。
オープニングテーマ
オープニングテーマ は Art Blakey And The Messengers(アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)の名曲「Moanin’」。ジャズドラマー アート・ブレイキーが1958年に発表した同名のアルバムに収録されています。作曲はピアニストの Bobby Timmons(ボビー・ティモンズ)。
番組内 楽曲
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