NHK「美の壺(びのつぼ)」は普段使いの器から家具、着物、料理、建築に至るまで、衣食住、人の暮らしを彩ってきた美のアイテムを解説してくれる番組。紹介されたものは何?場所はどこ?出演は誰?どこで買える?と興味津々。
そんな気になる「美の壺・美術の鑑賞マニュアル」を詳しく調べてみました。最後に番組内の音楽もまとめてあります。
美の壺「一服の交歓 京の抹茶」File 523
出演は俳優の 草刈正雄(くさかりまさお)さん、ナレーション(語り)は女優の 木村多江(きむらたえ)さんです。
最新エピソード 美の壺 File 613「干菓子」 もどうぞ併せてご覧下さい。
BSプレミアム(2023年11月30日まで。2023年12月1日から NHK BS(BS101チャンネル) へ移動)
初回放送:2021年1月8日(金)19:30~20:00
再放送 :2021年1月16日(土)06:45〜、2022年1月8日(土)06:45〜
2022年1月14日(金)12:30〜、2023年4月1日(土)18:00〜
2023年11月16日(木)06:45〜
BS4K(2023年12月1日から BSプレミアム4K へ名称変更)
初回放送:2021年1月8日(金)19:30~20:00
再放送 :2021年1月15日(金)09:00〜、2022年1月8日(土)06:45〜
2022年1月14日(金)12:30〜、2023年4月1日(土)18:00〜
2023年11月16日(木)06:45〜
Eテレ
再放送 :2023年1月8日(日)23:00〜、2023年1月11日(水)05:30〜
2023年12月17日(日)23:00〜、2023年12月20日(水)05:30〜
2024年4月20日(土)14:00〜
U-NEXT でNHKの動画配信サービス NHKオンデマンド を視聴可能。らんまん・なつぞら などの朝ドラや 光る君へ・鎌倉殿の13人・真田丸 などの大河ドラマ、探偵ロマンス・正直不動産 などの名作ドラマ、ファミリーヒストリー「草刈正雄」を一気見できます。U-NEXTは初回31日間無料トライアル。NHKオンデマンド は別料金ですが、もらえる600ポイントで購入できます。PR
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美の壺 京都の抹茶 File 523 内容
▽日本随一の茶どころ・京都の抹茶が織りなす魅惑の世界をご紹介!
▽抹茶の季節到来!宇治の献茶祭で茶壺の口切
▽濃茶に薄茶…美しくおいしく点てるコツ教えます
▽茶園に仕掛けられた極上の茶葉づくりの秘密とは?
▽豊臣秀吉や千利休も愛した茶商の「合組」の技
▽変幻自在!ホテルラウンジで話題の抹茶スイーツ
▽食の都・パリでフランス菓子の巨匠が挑む抹茶とチョコレートの可能性に迫る!
プロローグ
大河ドラマの再放送で千利休さんが出ていたのを見て、茶を点てたくなった草刈さん。昔ちょっと習っていたとマイ茶道具を出してきました。でも、何か足りない気がします。
美の壺 一、始まりの季節を喜び、味わう
ひとつめのツボは 始まりの季節を喜び、味わう。
縣神社(あがたじんじゃ)/ 献茶祭【京都府 宇治市】
11月の 京都府宇治市 の 縣神社(あがたじんじゃ)では 献茶祭(けんちゃさい)が執り行われていました。献茶祭とはその年の春に採れたの茶葉を挽き、抹茶にして神様に奉納する神事のこと。
大切に抱えられているのは 茶壺(ちゃつぼ)。茶師(ちゃし)が壺の封が解く 口切(くちきり)という儀式。
献茶祭は日本全国で行われていて、神社によってご奉仕する茶道流派が違います。輪番のところもあり。縣神社では戦後から例年 薮内流(やぶのうちりゅう)御宗家がご奉仕されています。茶師は 堀井七茗園(ほりいしちめいえん)6代目園主 堀井長太郎(ほりい ちょうたろう)さん。
古くは夏の湿気を避けるために春に採れた茶葉を壺に入れて保存。秋に口切をするのが一般的でした。
「今年も抹茶をいただける」その喜びをみんなで分かち合うのです。
壺の中に入っていたのはこの春収穫された茶葉。その茶葉の中に埋もれていた包みの中には最高品質の茶葉。石の茶臼で挽いて抹茶にし、棗(なつめ)に入れます。
その抹茶を点てるのは藪内流 14代家元 藪内紹智(やぶのうち じょうち)さん。
11月は別名「茶人の正月」とも言われ、どんどん寒い持期になっていく中でお茶を楽しむワクワクした気持ちになると藪内紹智さん。抹茶の季節の始まりは茶人にとって特別。
11月は風炉の季節から炉の季節に変わる 炉開き(ろびらき)の時期とも重なり、冬が近づいてきたなと思うのと同時に寒さの中での温かいお茶の美味しさが身に沁みるように感じます。
名前 | 縣神社(あがたじんじゃ) |
住所 | 京都府宇治市宇治蓮華72 |
WEB | http://www.agatajinjya.com/ |
名前 | 藪内流(やぶのうちりゅう) |
住所 | 京都府京都市下京区 西洞院通正面下る鍛冶屋町430 |
WEB | https://www.yabunouchi-ennan.or.jp/ |
営業時間 | 月〜金:9:00〜17:00 |
定休日 | 土曜・日曜・祝 |
名前 | 堀井七茗園(ほりいしちめいえん) |
住所 | 京都府宇治市宇治妙楽84 |
WEB | https://uji-shichimeien.co.jp/ |
営業時間 | 月〜金:8:30〜17:30 |
定休日 | 土曜・日曜・祝 |
堀井七茗園の上質な抹茶詰合せ。
鈴木宗博さん / 裏千家教授【京都市 左京区】
京都 洛北 で裏千家 教授として指導にあたる 鈴木宗博(すずき そうはく)さん。ご自宅の茶室 洗心庵で新茶を点ててくださいました。
抹茶は 濃茶(こいちゃ)と 薄茶(うすちゃ)に分けられます。
普段親しまれているのは薄茶。正式なお茶事では必ずお濃茶が出されます。
濃茶と薄茶はいただき方にも違いがあり。
濃茶の方がちょっと格が高く、お茶席でも割と静かにいただくお茶です。ピンと張り詰めた空気の中でお湯の沸く音やお湯を注ぐ音に耳を傾け、抹茶の芳醇な香りを楽しみながら味わいます。
薄茶は会話を楽しみながらくつろいでお茶をいただきます。
まずは 濃茶。薄茶は「点てる(たてる)」というのに対して濃茶は「練る」といいます。
上質な濃茶向けの抹茶をたっぷりと茶わんに取ります。(茶道の流派によって違いがあるのかもしれませんが、私が習っている流派は1人前につき茶杓3杯ほど)
柄杓(ひしゃく)で僅かの湯を注ぎ、茶筅(ちゃせん)でゆっくりと練っていきます。茶筅をゆっくり動かしていくとだんだんお茶に輝きが出てきます。
「お濃茶自体がお茶わんの中で光り輝いてるような感じ」と鈴木宗博さんが言われていたように抹茶を練っていると照りが出てきます。
濃茶用の抹茶は甘みが強い上等な茶葉。しっかり練ると とろりとした濃厚な飲み口に。深い甘みと旨みが味わえます。
次は 薄茶。今度は抹茶を2杓ほど取り茶筅を大きく動かします。(茶道の流派によって違いがあるのかもしれませんが、私が習っている流派は茶杓1.5杯ほど)
お茶とお湯に空気を入れるような感じでまろやかなお茶を点てます。裏千家の薄茶はしっかり泡立てます。きめこまやかな泡とさらりとした飲み口が特徴です。
せっかくの抹茶の季節とあって、鈴木さんはかねてから親交のあった日本画家の 中野大輔(なかのだいすけ)さん夫妻をお招きして小さなお茶会を催しました。京都にアトリエを構える中野大輔さんはニューヨークの個展も注目された新進気鋭の日本画家。
中野大輔さんは本格的な茶席は初めてだそうですが、妻の 中野久美子(なかのくみこ)さんは鈴木宗博さんにお茶を習っているそうです。
久美子さんの蝶の帯は中野大輔さんの画を となみ織物が帯の図柄にして織ったもの。素敵ですね。
茶会のおもてなしはお茶だけではありません。この日のために掛け軸、お花、茶道具、主菓子(おもがし)、干菓子(ひがし)なども用意します。
主菓子は紅白のおめでたい 咲き分けきんとん。掛け軸には「寿」の文字。お花は寒牡丹(かんぼたん)を飾りました。
「寒牡丹の花が徐々に開いていくというのが時間の流れを感じる」という鈴木さん。その日その時節柄を存分に味わうための演出です。
「お茶一服のためだけにこれだけの準備とかお心遣いを揃えていただいて、貴重な時間をいただけて感謝しております」と中野大輔さん。鈴木さんのおもてなしを存分に楽しまれた様子。
「どういうお菓子を用意したらいいかとか、どういうしつらえでおもてなししたらいいかとか、そういうことを考えてる時間も楽しいけれども、一期一会の瞬間がお茶の中での一番の醍醐味かなというふうな気が致します」と鈴木さん。一服のお茶を介して心通ずる時間を過ごされていました。
名前 | 洗心庵 |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎法勝寺町 |
名前 | 中野大輔(なかのだいすけ) |
WEB | https://www.nakano-daisuke.com/ |
鈴木宗博さんの著書。
美の壺 二、気まぐれな自然と、変わらぬ味を保つ技
ふたつめのツボは 気まぐれな自然と、変わらぬ味を保つ技。
長谷川栄製茶場 / 宇治茶【京都府 宇治市】
京都府宇治市 はそこかしこに茶畑が広がります。宇治茶の栽培は13世紀から始まったといわれ、今でも日本を代表する茶所。寒暖差の大きな気候がおいしい茶葉を育みます。
1830年代から代々製茶業を営む 長谷川栄製茶場(はせがわえい せいちゃじょう)の6代目 長谷川裕晃(はせがわ ひろあき)さん。
つくるのは栽培から製茶まで一貫してこだわった自園自製の手摘み抹茶。1.3haの自家茶畑で昔ながらの宇治の伝統栽培にこだわり抹茶のもととなる 碾茶(てんちゃ)を生産しています。
「さみどり」という品種。11月の時点ですでに新芽が顔を出し、冬の寒さを乗り越え成長し春には抹茶の茶葉として収穫されます。
春、収穫直前の一定期間を黒幕で畑を覆い新芽に日光を当てないようにする 覆下栽培(おおいしたさいばい)がおいしい茶葉づくりの秘密。
茶葉に含まれる旨み成分・テアニンは光合成によって渋み成分・カテキンに変化するのですが、日を遮りその変化を防ぐと旨み成分の多いおいしい茶葉に育つのだとか。
覆下栽培は16世紀後期 宇治が発祥とされています。昔は葦簀(よしず)や藁を使っていたことが古い文献からわかります。こんな科学的なことが随分前から経験によって知られていたのですね。先人の知恵です。
年ごとの日照量や雨量によって茶葉の出来は大きく左右され、品質を安定させるのは至難の技。
子どもを育てているような感覚でお茶も育てている。いいものができた時にはすごく嬉しい、と語る長谷川さんでした。
名前 | 長谷川栄製茶場(はせがわえい せいちゃじょう) |
住所 | 京都府宇治市六地蔵町並14 |
WEB | https://www.hasegawa-seicha.jp/ |
営業時間 | 月〜金:10:00〜17:00 |
定休日 | 土曜・日曜・第1第3木曜 |
抹茶の保管にはステンレス製の茶篩缶(ちゃふるいかん)がおすすめ。
上林春松本店 / 宇治茶の合組【京都府 宇治市】
春の茶園は繁忙期。昔ながらのスタイルで摘み子さんが手摘み。
収穫した茶葉を蒸して乾燥させたものが 碾茶(てんちゃ)、これを 茶臼(ちゃうす)で挽くと 抹茶 になります。
茶臼で挽く前にもう一つ重要な工程。合組(ごうぐみ)があります。
京都府宇治市 の茶問屋 上林春松本店(かんばやししゅんしょう ほんてん)は創業450年の老舗。15代当主で茶師 上林秀敏(かんばやし ひでとし)さんは茶葉をブレンドして味を整える 合組 をしているところを見せてくれました。上林秀敏さんはNHK「趣味どきっ!茶の湯 表千家」で茶の湯を支える匠として出演されたり、コカコーラ社の緑茶飲料「綾鷹」の監修や、ファミリーマートの抹茶スイーツの監修もされています。
抹茶は一つの種類のお茶だけでできてるのではなく、別々の畑で採れた別々の環境で育ったそれぞれ違う魅力を持ったお茶を混ぜ合わして一つの抹茶ができています。
この混ぜ合わせる処方を決める作業が合組。黒い部屋に数種類の碾茶を並べて行われます。
一口に抹茶といってもさまざまな銘柄があります。上林春松本店さんの銘柄は「初昔(はつむかし)」「祖母昔(ばばむかし)」「吉の森(よしのもり)」「戸の内昔(とのうちむかし)」など37種類。
得意先や常連客にそれぞれお気に入りの抹茶を届けるのが茶師の役目。上林家はかつて豊臣秀吉や千利休にも抹茶を届けていました。
しかし碾茶の出来は年ごとに変化し、毎年同じ材料を使っても全く同じ味になるとは限らないのが難しい所。それを克服するために行うのが 合組 というブレンド作業です。
まずはその年の碾茶の特徴を把握することから始めます。
作業場にも工夫が凝らされています。
壁や道具は碾茶の緑が見やすい「つや消しの黒」で統一。天窓は光が最も安定する北向きに設けられています。
まずは色の違い。触って弾力を確認します。硬さによっても味が変わります。さらに香り。
お湯を通し、透明度から味の爽やかさや深みの違いを読み取ります。
そして最後に味。
特徴が分かるといよいよ処方を決めます。
何をどれだけ掛け合わせればイメージする抹茶の味に挽き上がるのか。
江戸時代からある銘柄でさえ処方の記録はありません。茶師はその時々の出来栄えに合わせて「いつもの味」を再現し続けてきました。感覚だけが頼りなんですね。
ワインはその年々の出来栄えで「何年物の」という楽しみ方をしますが、お茶の場合は変わらないことに価値があるという上林さん。
生産者が「去年よりもいいよね」と思ってもお客様はその変化に対してネガティブな反応をされる。結果が変わらないようにプロセスの工夫をするのが茶師の仕事。毎年「いつものように」という評価をされるのが一番嬉しい、と語っていました。
処方が決まると茶臼でひき上げます。不変の価値を求めて毎年柔軟に。
名前 | 上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん) |
住所 | 京都府宇治市宇治蔭山10番地 |
WEB | https://www.shunsho.co.jp/ |
営業時間 | 月〜金:9:00〜17:30 |
定休日 | 土曜・日曜 |
上林春松本店の抹茶を含むセット。英語の説明書もついているので外国人の友人へのギフトにも良いですね。
美の壺 三、甘味に溶ける無限の可能性
最後のツボは 甘味に溶ける無限の可能性。
ANAインターコンチネンタルホテル東京 / 抹茶アフタヌーンティーセット【東京都 港区】
番組では 東京都港区 の ANAインターコンチネンタルホテル東京 アトリウムラウンジ の 抹茶アフタヌーンティーセット を紹介。2020年4月27日〜7月19日に期間限定で提供されていたメニューです。
2020年12月28日~2021年5月31日は期間限定でストロベリー・アフタヌーンティーセットが提供されます。
ティーラウンジは天井高14mの広々した吹き抜け空間に140席。
近年の抹茶スイーツブームの盛り上がりに着目し、京都 辻利(つじり)の抹茶を使用したアフタヌーンティーセットをを企画しました。色とりどりバラエティー豊かな抹茶スイーツがいただけます。
スイーツ
マカロン、チーズケーキ、葛餅、シュークリーム、チョコレート、ロールケーキ、ガナッシュ、タルト、マスカルポーネクリーム、チュイール、スティックケーキ、スコーン
セイボリー
ワカモレタルト、海老とブロッコリーのサンドイッチ、ツナと紫蘇のサンドイッチ、枝豆エクレア
ドリンク
22種類から選べるコーヒー、紅茶 など
料飲部シニアマネージャー 澤田未来(さわだみらい)さん。通常メニューのパフェやティラミスなど抹茶を使ったアイテムが非常に人気があることから抹茶フェアを企画。
抹茶とレモンのタルト は柑橘系の香りと抹茶の組み合わせ。意外なようで絶妙に響き合います。
抹茶とベルガモットのムース は抹茶の素材感を生かして苔玉を表現。こちらも抹茶と柑橘系との組み合わせですね。柑橘系と相性がいいのでしょうね。
抹茶クッキーとフロマージュブランのムース は枯れ山水をモチーフにしています。
唯一無二の色と味わい。抹茶は今伝統の茶室を飛び出してスイーツという舞台で魅力を開花させています。
名前 | ANAインターコンチネンタルホテル東京 アトリウムラウンジ |
住所 | 東京都港区赤坂1-12-33 |
WEB | https://anaintercontinental-tokyo.jp/dine/atrium-lounge/ |
営業時間 | 10:00~20:00(アフタヌーンティーセットは11:00~17:00) |
定休日 | なし |
ジャン=ポール・エヴァン / 抹茶スイーツ
フランス パリのショコラティエ Jean-Paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)。
日本には2002年に上陸し16店舗展開しています。
思わず目移りしてしまうショコラの数々。その中に抹茶ガトーがありました。その名も MATCHA。パリの店舗にもあるんですね!
日本のブティックでは マッチャマロン という名前です。お値段は ¥789。宇治の抹茶を使ったムースにマロンクリームやチョコレートなど多彩な素材が響き合う逸品。舌の肥えたパリの人々の心をつかんでいます。
手がけたのはフランスを代表するショコラティエの一人 Jean-Paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)さん。
1984年にフランス菓子店 Lucien Peltier(ルシアン・ペルティエ)の日本進出を任され来日し約1年滞在。そこで抹茶と出会い味や香りそして文化に惚れ込みました。
「抹茶は他に類を見ないほどハイレベルで質が高い素材だと感じます。高貴な存在ですから抹茶が脇役にまわることはありません」と語るエヴァンさん。今も究極の抹茶スイーツ作りに情熱を傾けています。
課題は主役となる抹茶の引き立て役。エヴァンさんはフランスの人々にとってなじみ深い 栗 を選びました。フランスではやや敷居が高いイメージの抹茶に、栗がしっとりとした食感と親しみを加えて安心感を与えます。まるで錬金術だとエヴァンさん。
何層にも重なる味の饗宴。抹茶ムースに異なる二層のマロンクリームを組み合わせました。
高貴さと親しみやすさが絶妙に混ざり合う仕上がり。抹茶の新たな一面を引き出しました。
新作のアイデアは常に考えているそうです。チョコレートと抹茶の完璧な調和を見つけたい、いつか見つけます。と抹茶から発想を刺激されていました。
名前 | Jean-Paul Hévin(ジャン=ポール・エヴァン)伊勢丹新宿本店 |
住所 | 東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店B1 |
WEB | https://www.jph-japon.co.jp/ |
営業時間 | 10:00〜20:00 |
定休日 | 不定休 |
エピローグ
茶道具も抹茶もお菓子も用意したのに何か足りない。あげくは千利休のような衣装まで着た草刈さん。それでもまだ何か足りません。
昔の写真が出てきて気がつきました。抹茶をいただく時は妻とでないと。
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音楽 BGM
ジャズの名曲が流れる美の壺。番組BGMファンもいらっしゃるのではないでしょうか。
オープニング曲と番組内挿入曲をまとめましたので参考にどうぞ。リンク先で試聴できます。
オープニングテーマ
オープニングテーマ は Art Blakey And The Messengers(アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)の名曲「Moanin’」。ジャズドラマー アート・ブレイキーが1958年に発表した同名のアルバムに収録されています。作曲はピアニストの Bobby Timmons(ボビー・ティモンズ)。
番組内 楽曲
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