NHK BSプレミアム「パン旅。（ぱんたび）」は1日3食パンでも大丈夫というパン好き女優の 木南晴夏（きなみはるか）さんが美味しいパンを探しに日本各地をゆるりと巡る紀行番組。紹介されたパン屋さんの場所はどこ？どんなパンが買える？と毎回興味と食欲をそそります。
関東の人気観光地を巡る旅は全4回で、鎌倉・川越・箱根・軽井沢のパン屋さんを巡ります。
パン旅。軽井沢・魅惑の避暑地の熱ーいパン魂 の出演は女優の 木南晴夏（きなみはるか）さん、ゲストはタレントの 優木まおみ（ゆうきまおみ）さん、ナレーションは声優の 西脇保（にしわきたもつ）さん。
そんな気になる「パン旅。」のお店を詳しく調べてみました。価格は番組初回放送時（2019年9月）のものです。
NHK BSプレミアム（BSP）
初回放送：2019年9月13日(木)19:00～19:30
再放送 ：2019年11月25日(月)06:00～、2020年2月28日(金)19:00～
2020年8月25日(火)06:00～、2021年8月18日(水)10:42〜
U-NEXT で NHKオンデマンド を視聴可能。「パン旅。」の2022年最新シーズンも放送翌日から17日間の期間限定で視聴できます。
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パン旅。箱根編 はこちらをどうぞ！
パン旅。の放送日時まとめはこちらをどうぞ！
パン旅。| 軽井沢・魅惑の避暑地の熱ーいパン魂 内容
パン大好き！女優の木南晴夏、今回はちょっと足を伸ばし、タレントの優木まおみと一緒に日本を代表する避暑地・軽井沢に向かいます。
軽井沢の目抜き通り・旧軽銀座で見つけたのは、あの世界的ミュージシャンもひいきにしたという「絶品フランスパン」！
軽井沢に集まる芸術家の異色のコラボが生み出したのは、思い出のドイツの味を再現したライ麦100％の「プンパニッケル」！
避暑地に息づく熱いパン魂に迫ります！
パン旅。| 軽井沢のパン屋さん
木南晴夏 さんの旅の相棒となるゲストは毎朝パンを食べているという 優木まおみ さん。
観光気分で日本を代表する避暑地 軽井沢（かるいざわ）をめぐります。
木南晴夏さんのパンの本。
フランスベーカリー（French Bakery）/ 田村弘さん+田村信子さん+田村高弘さん
木南さんと優木さんは軽井沢の中心にある観光スポット 旧軽井沢銀座通り へ。最初に訪れたのは昭和26年（1951年）創業の老舗のパン屋さん フランスベーカリー（French Bakery）。
ジョン・レノンさんが軽井沢の別荘に滞在していたときにバゲットを買いに来ていたことでも知られています。
イートインコーナーも併設されていて、ドリンクといっしょにいただけます。散策途中に立ち寄りたいですね。
NHK 美の壺 スペシャル「日本の避暑地」でも紹介されていました。
お目当ては フランスパン。
じゃがバターのフランスパン、あんこのフランスパン など具材が入ったものもあり。
一番人気は創業以来続く王道の フランスパン（バゲット）。お店に飾られているジョン・レノンさんの写真はフランスパンを買いに来た時のもの。自転車に乗って買い物して、湖畔に行ってパンを食べるのが好きだったそうです。
木南さんと優木さんは大きな フランスパン（バゲット）をお買い上げ。イートインコーナーでいただきます。
外はパリッと、中はもちっと。優しい甘さにしっかりとした塩味があります。
2代目夫婦として切り盛りしてきた 田村信子（たむら のぶこ）さんのおすすめはオリーブオイルに付けて食べること。
じゃがバターのフランスパン ¥200
あんこのフランスパン ¥180
フランスパン（大）¥320
フランスパン
3代続くフランスベーカリー、現在は2代目 田村弘（たむら ひろし）さんと3代目 田村高弘（たむら たかひろ）さんが先代のパンを守り続けています。
小麦・酵母・水・塩だけでつくられたフランスパン。こちらのフランスパンはちょっと塩味が強いのが特徴。フランスパンの塩含有率は通常は多くても2%のところを2.05%。この0.05%の差で印象に残る塩味となるのです。
初代は 田村寅次郎（たむら とらじろう）さん。若い頃は横浜のお店でフランス菓子とパンを焼いていました。太平洋戦争が終了した直後にアメリカ軍に接収された万平ホテルでパン部門の責任者に召喚。
当時はオーブンも無く、ドラム缶を切って石を敷いて、何週間もかけて窯を造ったそうです。GHQ将校のリゾート施設となった万平ホテルで望まれるのはアメリカ人に好まれるパン。塩味をたたせて料理に合うように工夫しました。
接収が解除された昭和26年（1951年）に独立し、軽井沢で開業。現在でも商品のほとんどは開業当時と同じレシピを使用しています。
また、初代 寅次郎さんが2代目 弘さんに店を譲るにあたり口うるさく言い聞かせたのは
「支店を出さないでこの場所でこじんまりとやっていきなさい」
ということ。2代目・3代目も先代の言葉を守り、変わらぬパン作りを続けています。
| 名前 | フランスベーカリー（French Bakery） |
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧軽井沢618 |
| 電話 | 0267-42-2155 |
| WEB | https://french-bakery.co.jp/ |
| 営業時間 | [夏期] 7:00～18:00 [冬期] 金〜水：8:00～17:00 |
| 定休日 | [夏期] なし [冬期] 木曜 |
一歩ベーカリー（Ippo Bakery）/ 青野剛三さん + 小山粒一さん
軽井沢駅から車で20分ほど、旧中山道の宿場町 信濃追分（しなのおいわけ）へ。
信濃追分駅近く、追分宿の情緒ある街並みにあるのは2013年にオープンした 一歩ベーカリー（Ippo Bakery）。追分だんごで知られた「かしわや」だった建物をリノベーション。カフェも併設しています。
店内に並ぶ木製のケースにパンが入っています。日本では珍しいライ麦を使ったパンが多いのが特徴。
ライ麦の食パン にはライ麦50%入り。ライ麦のあんぱん もあり。
黒くてずっしりした 100%ライ麦のパン（プンパニッケル）。ライ麦粉はパンを膨らませるグルテンを作る成分が入っていないため、ライ麦のみでパンを作るのは難しいのだとか。膨らませるためにライ麦に小麦粉をブレンドすることが多く、100%ライ麦のパンは珍しいのです。
オーナーの 青野剛三（あおの ごうぞう）さんは造形美術家。主催する工房 ジオ・パラダイス で家具を作ったり店舗を設計したりしています。こちらのショップの改装や家具、パンケースも青野さん自ら手がけたもの。
青野さんは若い頃にドイツのデュッセルドルフで彫刻を学んでいました。毎日食べていたドイツのパン。その中でも プンパニッケル（Pumpernickel）は飽きることなく食べ続けることができたといいます。
しかし日本には無かったので自分で作ることにしたそうです。
木南さんと優木さんがなかなか切ることができないほど硬い プンパニッケル。しっかり詰まった生地は蒸しパンのようなしっとりした食感。
ライ麦の酸味は色々な食材に合うようです。お店で出してくれたのはハニーオイル、ナッツハニー、ハーブチーズヨーグルト、トマトとひよこ豆の煮込み、ルバーブのジャム、キノコとナッツのオイル煮。
ライ麦の食パン ¥371
ライ麦のあんぱん ¥186
100%ライ麦のパン（プンパニッケル）¥704
100%ライ麦のパン（プンパニッケル）
作っているのはパン職人の 小山粒一（こやま りゅういち）さん。クラシックギターの先生をしていましたがパン職人に憧れ、未経験で一歩ベーカリーの求人に応募。青野さんは共通の道を追いかけてくれるかもと小山さんを採用し、プンパニッケルの研究を進めました。
本場ドイツの製法を研究。ライ麦のサワー種を培養。何度も失敗を繰り返して完成したプンパニッケルのレシピ。
蒸し焼きで4時間じっくり焼くとコクが出てねっとりした焼き上がりに。
小山さんの熱意に触発され、青野さんはライ麦の自家栽培を始めました。軽井沢は気候や風土がドイツと似ていてライ麦の栽培に適しているそうです。
ライ麦から自家製のライ麦パン。美味しそうでした。
| 名前 | 一歩ベーカリー（Ippo Bakery） |
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町追分578 |
| 電話 | 0267-41-6511 |
| WEB | https://www.ippo-bakery.com/ |
| 営業時間 | 火：10:00～14:00、金〜月：10:00分～17:00 |
| 定休日 | 水曜・木曜 |
パン旅。の放送日時まとめはこちらをどうぞ！
パン旅。2022年度 放送スケジュール 初回放送・再放送 全まとめ はこちらをどうぞ！
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